ある夏の日。。。

先週、台風による大雨が各地に甚大な被害を及ぼし続けていた頃、、、


私はT大に通ってお仕事中、でございました。
T大20140810aR
撮影の日にはしとしと雨が、、、


そして試写の日は、朝からスコールのような激しい雨がたびたび、、、
T大20140810c
作業部屋へ帰投した午後から翌日にかけては、猛烈な風が吹き捲くってましたなぁ。


やがて週が明け、真っ青な夏空が戻った月曜日。
おひるを食べに出ようとした私は、、、


マンション入口通路にて、足元に佇むアブラゼミを発見。
semi20140811a.jpg


こんなところにいちゃ危ないよ、と思いつつカメラを近づけると…
semi20140811b.jpg


あれ?…なぜか逃げない(笑)。
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逃げないどころか…
semi20140811d.jpg


カメラのレンズにじわじわ近づいてきちゃう。なぜだ?(笑)。
semi20140811e.jpg


ねぇってば、近づいちゃだめだよう。ピントが合わなくなるよう。
semi20140811f.jpg


で、このままだと居住者に踏んづけられてセミくん一巻の終わりとなるのは必定でござる。
そこで、レスキュー行動に出ようと決心、そっと人差し指を近づけてみる。
するとセミは、小さな6本の脚で私の指に触れ、ぎゅっとしがみついてくる。


かわいいなぁ。


なんて思っていると、セミは矢庭にストローの形をした口を私の指に突き立てようとする。


いててて。


きっと、ハラペコなのだね。
それで、我が方の指をどこぞの木の枝と勘違いしているのであろうかね。


でも、残念でした。
私の指先には、君が欲している美味しい樹液は流れていないのだ。


あいたたた。


まてまて、呑気なことを考えているバヤイじゃないぞ。
注射針の様なストローで、我が方の血液を吸い取られちゃかなわんかなわん。


鋭利なストローが皮膚をブスッと突き破る前に、近くの植え込みにさっと駆け込む。


我が方、低木にセミを移動させるの図。
semi20140811g.jpg
こちらの意図を察したように(そんな筈はない)か細い枝に移る健気な姿が愛おしい。


こんな低木では樹液なんか出ないであろう、故にセミが喜ぶ筈はないのだけれども、さ。
マンションの玄関前で無神経な人間に踏み潰され殺されるよりはマシではなかろうか。


…というようなことがあったあとに、いつも思うこと。


危機に直面したセミを一時的に避難させたおっきな存在(この場合は " 私 ” )のように、
人間も、何かおっきな存在によって、より良い方へ、ほんの少し幸福な方へと導かれる…
そんなことが、実は度々あるんじゃないかな。


時には、長らく奮闘した褒美としてそろそろ次のフィールドに行ってもいいよ、だったり。
或いは、そのままいくとやばいぞって時に、不意にストップがかかって事なきを得たり。


もちろん、あくまで一時的な措置であって、その後どうなるかは本人次第。
おそらくね、本人がどれだけ頑張ってきたかによって、結果は左右されるに違いない。
『あのお方は残酷だ』という言い回しがあるのも、そうして考えると頷けるってもんです。


…なんてことを、この日のアブラゼミの一件でも考えたし、、、


雨の中、仕事を終えてT大から帰投した際にも、やはり同じように考えた。
T大20140810b
うん。そのように考えた方が諸々理解し易いし、強固な心構えもできるってもんですよ。


と、
こんな風に考えるようになったのは、
ざっと25年くらい前からなんですけども…


ま。
このようなことについて、あまり深く思慮し過ぎますと、
人生があらぬ方向へと大きく逸れていってしまいますからね。


ほどほどに。
20140811夕空
えぇ、ほどほどに。


(業務連絡:ちぃさん、お仕事がんばってね)
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プロフィール

喜多村 武

Author:喜多村 武
 映像Director、絵本作り、
 イラスト作画、アニメ制作、
 鉄道模型の設計などしている
 ”アトリエざんまい” な日々。
 最近は大学にて講義をさせて
 いただいたりも…。

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