たぶんこのままずっとこっち側の人間だ。

ご新規案件の台本(ていうか画コンテ)を某所にぽちっとUPして、ふぅ。
ちょっと息継ぎ中。
梅雨入り前にも関わらずこの暑さ。
皆さま、お元気ですか?…いかがお過ごしでしょうか?。
私はもう元気かどうかもよく判らず、連日ばたばた過ごしております。


さて、本日はまた奇妙なお題でございますが…(笑)。。。


日本で最初に開業された地下鉄が、何を隠そうこの銀座線。
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昨年、こんな賞をもらったそうで…
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復刻カラーの黄色い車輛が、今日も元気に路線を走っております。
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ただ色が違うだけで、車輛自体は同じらしい。けど。
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やっぱりこっちの車輛に乗りたくなるね。
ginzasen04R.jpg
懐かしい。往時を知る世代の皆さん、きっとお喜びのことと思います。


この黄色、そして屋根の茶色、目に優しいなぁ…
…と、あらためてそう感じるその理由は、
ただ単に "そういう色だから" 、ではない。

心に深く刻まれている ”いつか見た光景” を目の前に甦らせて、
その人の想いでを、まぶしい記憶を、鮮明に呼び起こしてくれるから。

ですよねぇ。



もうひとつ、こちらは京王バス。
keio02R.jpg

開業100周年だそうで、その記念の復刻カラーでござい。
keio06R.jpg

これまた懐かしい色とデザイン。
keio04R.jpg

車輛は従来と同じなのに、つい目がいっちゃうでしょ、こっちの色の方に。
keio03R.jpg
で、乗るならやっぱりこっちを選んじゃうでしょ。


"時" は流れるのではない、堆積してゆくのだ、といった話を、かつてご教示いただいた。
元T大教授M先生の仰るとおり、地球史のものさしで見れば、たしかにそうに違いない。
でも、人の一生程度のごく些細な短いものさしで見るならば、
やはり"時"は流れ、無慈悲にも我々の眼前から瞬時に過ぎゆくもの、と私は思うのです。

街は変わり、人の暮らしも変わる。
時代の移ろいと共に多くのモノ・コトが記憶の片隅へと追いやられてゆく中、
じゃあ、それらの失われゆくモノ・コトに対するボクのワタシのこの強い思いは、
払拭し難い過去への拘りは(拘りとはイコール ”愛” なのだ)、
ハテいったいどうすれば良いのだろう?と、澄んだお空に向かって問いかける。

不如意のうちにぽっかり空いた心の穴を、ハテどうやって埋めれば良いのか?

その場に立ち尽くしたまますでに息絶えてしまった過ぎ去りし ”時” を、
慰め、成仏させる方法は果たしてあるのだろうか?

そのような問いに対する答えの一つが、こうゆうような色だったりするのだろうと、
私は密かに考えるのであります。

心の中で宙ぶらりんのままの喪失感も、静かな不安や如何ともし難い怒りの感情も、
これにより安住の地を見つける事ができるのではと…

尤もその程度の抵抗、あがきしかできないのかと思うと、それはそれで切ないのですがね…


つまり結論…起きてしまった事は起きてしまったのであって、
決して元には戻れないのでありまする。
しくしくしく。



前置きがいささか長くなりましたが…本題。

先日、『太秦ライムライト』という映画を鑑賞しまして、
(福本清三さんの自伝的作品、素晴しい映画ですよ、ぜひ見てね!!)
ご存知ですかね?…5万回斬られた男!ですよ。
それで、T大でこの『太秦ライムライト』の感想で大いに盛り上がりまして、
やはりその場で当然のように出てきた話題が、
「我々はいつから ”こっち側” の人間になったのか!?」

わはは、おもしろい。

判りますかね。
”こっち側”と”向こう側”(笑)。

で、あなたの場合は、さて、どっち?。

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プロフィール

喜多村 武

Author:喜多村 武
 映像Director、絵本作り、
 イラスト作画、アニメ制作、
 鉄道模型の設計などしている
 ”アトリエざんまい” な日々。
 最近は大学にて講義をさせて
 いただいたりも…。

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