今日という名の8月15日。

水曜日のお昼過ぎ。
今日も暑い。
その暑さを助長するように、じーじー、というけたたましい鳴き声が、ごく間近から…
(ホントは鳴いてるわけではないから、”鳴き声” というのもちょっとナンですが…)

フト窓のほうを見やると・・・
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仕事部屋のアミ戸に、アブラゼミが一匹。
abura2.jpg
近づいてよく見ると・・・

ストロー(というより強靭な注射針)のような口器をアミ戸に突き刺してる・・・
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おいおい、いくら吸ったってアミ戸から樹液なんて出てきやしないよ(笑)。
そんなことも理解できないで、セミくんったら、おろかだなぁ、なんてぼんやり考えつつ、
そんなことを考えている人間のほうが、よっぽどおろかだよな、とも思ったりする。

地球の表面に勝手に線を引いて、ココはわしんとこの土地じゃよ、と。
そうして勝手に森を切り開いて町を作り、そんなふうにして世界中に人間圏を拡張し続け、
我々人間がはびこるずっと以前からあった生き物たちの生存圏をすっかり狭めてしまった。
夏の間、すぐそばにある森から毎日聞こえてくる各種セミたちのけたたましい合唱が、
森の樹々が叫ぶ怒りのシュプレヒコールの様に聞こえるのは単なる気のせいだろうけれど。

おや。もう一匹、発見。
abura5.jpg

バルコニーの手すりにしがみついているアブラゼミ。
abura6.jpg
こっちのは、じーじー、鳴くことはなく、ただ静かに、じっとしています。
その姿は、何かに耐え忍ぶかの如く、美しくもあり、また儚くもあり。

そんな、今日という名の終戦記念日。
一日、静かに、真っ直ぐに、澄み切った心で過ごしたい。

かしこくあれ、人間たちよ(自戒も込めて)。


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プロフィール

喜多村 武

Author:喜多村 武
 映像Director、絵本作り、
 イラスト作画、アニメ制作、
 鉄道模型の設計などしている
 ”アトリエざんまい” な日々。
 最近は大学にて講義をさせて
 いただいたりも…。

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