梅雨も開けたようだし…

さて、ワタシにとって7月といえば、大学でのお仕事月間なのであります。

昨年に引き続き講義をさせていただいている都内某大学、そのご近所には、、、

なんと、あの方の邸宅が。
ihukubesan2R.jpg

映画音楽の作曲家としてご高名な、故・伊福部昭氏のお屋敷です。
ihukubesan1R.jpg

伊福部昭氏といえば・・・
『ゴジラ』『ビルマの竪琴』『空の大怪獣ラドン』『日本誕生』『わんぱく王子の大蛇退治』
『地球防衛軍』『海底軍艦』『釈迦』『鯨神』『大阪城物語』『大魔神』『コタンの口笛』…
題名を挙げればキリがないほど数多くの映画音楽を創作なさった世界的にも有名な作曲家です。

↓中学1年生の時に買ったLPレコード『日本の映画音楽 伊福部昭の世界』
Rihukube3.jpg

幼少時、初めてお名前を目にした時は 『イフク・ベショウさん』とお読みするのかと…
そんなお名前すら読めなかったワタシでしたが、いつしか氏の音楽は我が血となり肉となって、聴くたびに魂を揺さぶり続ける大きな存在となっていくのでした。

氏が北海道帝国大学(北海道大学の前身)農学部林学科で学ばれ、ご卒業後に北海道庁地方林課の厚岸森林事務所に勤務されていたことを後になって知り、ちょっと親しみを感じたりもして(亡き我が父も農学部林学科卒でしたから…東京教育大学のほうでしたけれども…)。

↓デビュー作『日本狂詩曲』がアレクサンドル・チェレプニン賞の第1位に輝いたのは1935年。
日本狂詩曲
(画像は1988年にリリースされたCDのほうですが…)

この『日本狂詩曲』をLPレコードで初めて聴いたのは某美大1年生の時でした。
偶然、大学にあるライブラリィでLPを発見し、カセットテープへの録音サービスを利用して、
アトリエで絵画の制作中、飽きもせずラジカセで何度も聴きまくったものです。
(当時ほとんどの学友たちは氏のことを知らなくて…M君だけかな、知っていたのは)

↓東宝レコードがリリースした、氏の楽曲の関連LPのうちの一部。
Rihukube1R.jpg
本多猪四郎監督×円谷英二特技監督(お二人とも故人)の作品群がやはり心に響くのよね。

氏のいわゆる ”伊福部節” なる音階は、まるで神秘に満ちた精霊の奏でる聖歌の如く、今もワタシを人生のさらに先へと導き続けます。
きっとワタシがこの世を去るその瞬間まで、ずっとそうであるに違いありません。

↓こちらは『交響的音画 釧路湿原』(1993)
釧路湿原2
北海道・釧路湿原の四季をモティーフとして紡ぎ上げられた全4遍から成るこの交響曲、数ある氏の作品の中でも最高峰なのではないかしらんと、ワタシは密かに思い続けております。

時に可憐で時に軽やかな大自然の囁き、そして時に厳しく時に荒ぶり猛り狂う大自然の咆哮。
我々人間どもにとても御しきれるものではない自然への真の讃歌とでも呼ぶべき音階の奇跡。
”自然と共に生きる”…なんて、我々つい軽々しく口にするけど、つまりこういうことかと。

また聴き様によっては、滅びつつある自然へのレクイエムと感じられるかもしれません。
なにしろ日本各地の湿原は急激な減少傾向にあるわけですから・・・


あれ?なんかだいぶ脱線したみたい。
ともあれ大学のお仕事月間、進行中でございます。

関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

喜多村 武

Author:喜多村 武
 映像Director、絵本作り、
 イラスト作画、アニメ制作、
 鉄道模型の設計などしている
 ”アトリエざんまい” な日々。
 最近は大学にて講義をさせて
 いただいたりも…。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR