カレイドスコープ

新たに担当させていただくこととなった2~3歳向けの幼児絵本。
その一場面を描画するにあたり、いったい万華鏡がどういう物の見せ方をするのか、
ここでいま一度、アタマで理解しておきたくて、、、

近所の文具店でひとつ買ってきました。
カレイド1
さっそく覗いてみたところ、想像していたのと違っていて少々とまどったりして。

おや?と思い先端を見ると、、、
カレイド2
磨りガラスがはまっています。

聞けば最近の万華鏡は大抵このタイプだとか。内側にビーズとかカラーフィルターのかけらとか小さなモールなど、キラキラした物体が封入されていて、それを見る (つまりそれしか見れない) 構造になっているのですね。

でも、それではだめなのです。
素通しのガラス越しにいろんなものを見たいのですよ、ワタシは。
というわけで、さっそく分解開始。

かしめてあった金属製のリングを外して磨りガラスを撤去。
カレイド3
見えてくるのは、、、

こういうキラキラした物体たち。こういうのが中に封入されているのですね。
カレイド4

磨りガラスが外の景色を遮断してしまうため、封入された物体しか見えないわけで、、、
カレイド5
ならば、この摺りガラスを透明にしちゃいましょう。

要は、ガラスの表面をなめらかにすればよろしい。
摺りガラスのざらざらしたガラス面を平坦に研磨すれば済むのですが、かなり面倒だし、
それにあまり時間がない。

そこで、透明のラッカー塗料を摺りガラスに4~5回スプレーし、、、
カレイド6
乾燥したのち塗膜面をコンパウンドで丁寧に磨いて、摺りガラスをつるつるすべすべにします。

また、中に封入されていた大きめのカラーフィルター片などを除外。
カレイド7
そうすることで視界が広くなり、対象物がよりきれいに、幻想的に見えるはず。

諸々作業完了。元に戻し、リングをかしめ直して固定します。
カレイド8
これが結構ムズカしい(専用工具がないからマイナスドライバーでぐいっと・・・)。

できた。素通しのガラスになったので、中身もハッキリ見えるようになりました。
カレイド9
こんな風に手を加えると、ボクだけワタシだけの世界でひとつの万華鏡が作れそうですね ♪。

さて。
できあがった万華鏡を持って近所のお花屋さんにお願いし、店内のお花で試してみると・・・

わー。きれい !!!! 。
はな1

はな3

はな4

はな5

はな6

帰宅後、買ってきたお花を覗いてみると、どう見えるかな?。
ハナ1

またまたきれい !!!! 。
ハナ2

ハナ3

おもしろくて、ついつい、いろんなモノを覗きたくなっちゃいます。
…と同時に、見る者のセンスを問われる玩具なのだなと、あらためて実感。
ほんのちょっと視点を動かすだけで、見えてくる色やカタチががらりと変化しますから。

”万華鏡を覗く…これすなわち世界をデザインし直すことナリ” と、そんな心境でござんす。

カメラ付き携帯電話(笑)で簡単に写真が撮れますから、皆さんもぜひお試しあれ。
楽しいですよ~♪。

À bientôt!



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おぉ!知らなかった!
凄く綺麗で不思議な感じに見えるのですね!

何か対象を万華鏡越しで見るなんて子供の頃は思いもよりませんでした!

只々覗きながらクルクル回すだけで遊んでました(笑)

Re: タイトルなし

ビアンキさま

いつもコメントをいただき、ありがとうございます。

私が幼少の時分は、ガラス越しに景色を見ることしかできなかったような…。

カラフルなビーズ等が封入されているタイプは、見えるものが抽象的・デザイン的で、両方の機能をプラスすることで、幻想的でデジタライズされたような不思議な世界を楽しむことができると、そんな気がしています。

楽しいですね♪。
プロフィール

喜多村 武

Author:喜多村 武
 映像Director、絵本作り、
 イラスト作画、アニメ制作、
 鉄道模型の設計などしている
 ”アトリエざんまい” な日々。
 最近は大学にて講義をさせて
 いただいたりも…。

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