科博のビカリア。

ここ一週間ほど全力投球してきた急ぎのアニメ案件がやっと終わった。
年に数回、映像制作をさせていただいている某所(?)からのお仕事なんですけれど、
うーむ…この件について、これ以上は書けませぬ。
前回もでしたが、内容についてBlogには書かないでネ、との上からのお達しにより…
理由はもちろん理解しておりますし、私としても同様とさせていただくことに。
したがい、ここでは『某科学教育施設でのお仕事』とだけ書き留めておきまする。


さて。
先日の科博の続きであります。

児童書の挿し絵を描くため、、、
科博くじら1
描画の参考にと見学に出かけた東京・上野の国立科学博物館。

ここへ赴くたび、必ず立ち寄るお気に入りの展示コーナーがいくつかあります。
その一つ、日本館3階展示室にある『日本海の誕生とビカリアの海』のコーナー。
BIKARIA1.jpg
ビカリア(Vicarya)は吸腔目キバウミニナ科ビカリア属 Vicaryaに分類される巻貝の総称。新生代第三紀に繁栄したが現在は絶滅…(Wikipedia より)。

実物は小さな貝くらいの大きさですが、それを拡大した模型を展示していまして…

よおく見るとですね、ごく稀に、1分間に1~2回くらいの割で、この中の一つが動きます。
ゆっくりと貝を持ち上げたり、這いずっているみたいにもそもそ動いたり。
でもビカリアはたくさんいるよ。動くのはいったいどれだろう?。

お教えしましょう。たまに動くのは…
コイツだ!。
BIKARIA2.jpg

初めて目にした時は、あれれ錯覚かな?と私自身も訝しく思ったりしましたが、
やはり気がつかない来館者もおられるようで(というか大多数は気づいてないのでは?)、
そんな時には、私はビカリアが動くという秘密をそっと教えてあげることにしています。
この日も、子供たち4~5人のグループがやはり気づかない様子でしたので、
そのうちの1人の女の子に教えてあげました。
「知ってる?あの貝、よおく見てると動くんだよ」
その子がむむっ?と目を凝らした時。もそもそっと貝が動きました。
「あ!動いた!」
運良く貝が動く瞬間を目撃した女の子は、さっそくお友達にも教えてあげます。
「ねえ!あの貝、動いたよ!」
でもねぇ。
たいていの子供は落ち着きがなくて、いつ動くか判らないモノが動くのを漠然と待ち続けるなんてできないものです。
結局、4~5人のうち、ビカリアが動くところを見られた子は1人だけ。

「ねえってば、さっき動いたのよ、ホントなのよ」
「動くわけないじゃない、だまされないわよ」

おやおや。これでは『オオカミ少年』ならぬ『オオカミ少女』ですなぁ。
でもね、きみたち。
何事にも変だゾ?と疑問を抱いたり、おなかが空くのも忘れてひたすらジッと観察し続けることができるような、そんな好奇心旺盛、集中力抜群なオトナに育ってほしいナ、なんて、長髪ヒゲヅラのおじさんはいつも願っているのですよ。

さてさて。
お気に入りの展示コーナーはほかにもありますが、それについてはまたいずれ。。。

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プロフィール

喜多村 武

Author:喜多村 武
 映像Director、絵本作り、
 イラスト作画、アニメ制作、
 鉄道模型の設計などしている
 ”アトリエざんまい” な日々。
 最近は大学にて講義をさせて
 いただいたりも…。

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