「季節はずれの海岸物語」のこと。

近所のコンビニへ買い物に出かけた際、店内にユーミンの『DESTINY』が流れていた。

この歌を耳にするたび、条件反射で必ずワタシの脳裏に浮かんできてしまうのが、
88年~90年代前半にフジテレビで放送されていたドラマ「季節はずれの海岸物語」、
次いで思い浮かぶのが故・可愛かずみさんが演じた "とっこちゃん" という名の女の子、
そして番組の最終話を録画したVHSのビデオテープ。


国道134号のトンネルを抜けると、材木座海岸が目の前に広がる…
…松任谷由実さんの『DESTINY』のイントロとともにはじまる印象的なオープニング。
「季節はずれの海岸物語」は、連続ドラマではないものの単発ドラマとして人気を博し、
年に1~2話、全部で十数話放送されたので、ご記憶の方も少なからずおられるかと。

片岡鶴太郎さん演じる主人公、"圭介"が経営している喫茶店 QUE を手伝う"圭介"の友人、
"とっこちゃん"こと"新井徳子"を全話通じて演じたのが可愛かずみさん。

毎回登場する美しいマドンナに恋してはふられ続ける"圭介"。まるで寅さんのような切ない物語なのですが、実は "とっこちゃん"、そんな"圭介"に好意を抱いていたことに気づき… といった流れで最終話は展開される、らしい。


らしい…というのは…
1994年に放送された最終話をビデオに録ったものの、そのうち見ればいいやと、なんとなく視聴を先送りしていたのですが、97年5月9日に可愛さんが自ら命を絶ったことを報道で知り(遺書はなく動機は不明)、その瞬間、可愛さんと "とっこちゃん"が一つに重なってしまいたまらなく悲しくなって、なんてかわいそうなのだろうと…それ以来、最終話を見ることができず今に至るわけです。


可愛かずみさんの他のご出演作はよく知らないのですが(『ひょうきんベストテン』の明菜ちゃんのモノマネとか…)もしもご存命だったとしたらワタシと同い年なわけで、思い出すたびに空虚な気分になりますし、まことに残念でなりません。


ユーミンの『DESTINY』が耳に届く時、また同じ思いをするのはわかっています。
最終話を録画したVHSテープは…たぶん引越し荷物の中に、他のテープと共に収まっているはずなんですが…


いつの日か、ワタシは最終話の"とっこちゃん"を見られるようになるのだろうか…


今回、画像の掲載ははばかられるので、番組冒頭のタイトル画面だけ。

海岸物語

Smile at me, again.

死んじゃぁ、だめだぞ。

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プロフィール

喜多村 武

Author:喜多村 武
 映像Director、絵本作り、
 イラスト作画、アニメ制作、
 鉄道模型の設計などしている
 ”アトリエざんまい” な日々。
 最近は大学にて講義をさせて
 いただいたりも…。

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