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Xantia V-SX、スフェア交換。

我が方Xantia V-SX。
xa20180112aR.jpg
お正月休みの間にスフェア交換をやってしまおうと考え、実施致しました。


なにしろ玄関ドアを開けるとすぐ目の前にガレージがあるのですから…
前足交換_20180102cR
せっかくだし、できることは自分でやらねば…でないとバチがあたるんじゃないか…


とはいえ腰椎頸椎に不安があるため作業は一日一時間だけ。
故に慣れた人なら一日で終るであろう交換作業も、私の場合は数日かかります。
やりっ放しで一晩置いても平気な雨風凌げるガレージだから可能な快挙というか、
暴挙というか…


まずプレッシャーレギュレータのボルトを緩めて油圧を解放。
圧抜きボルトR
言わずと知れたハイドロシトロエンの必須手順であります。


足玉の交換は前足から開始。
かつて所有したBX16TRSで経験があるので、この辺りは手慣れたものです。
前足交換_20180102aR
ちなみに、汚れたスフェア表面を前もってきれいに清掃しておけば、この↑
スリーピークス技研さんのカートリッジレンチでほとんどのスフェアは回せます。


足玉に使うのは、前回と同じくSX用 (ハイドロニューマチック用) 。
SX足玉R
SX用スフェアは、足玉としてはV-SX用よりソフトなセッティングですから、
"急"と名に付く運転操作 (急発進/急加速/急ハンドル/急ブレーキ) を極力せぬよう、
穏やかな運転を心掛ける乗り方に徹した場合に、より快適な乗り心地を齎します。
乗り方によっては寧ろ逆効果でしょうから、全ての人にお薦めはできませんが…


うむ…。


というわけで右前足玉を装着…締める時は手で、が決まり事。
右前足OKR
ここでレンチを使って思いきり締め込むと、次回交換時に外せなくなります。


続いて左も完了。
左前足OKR
これでバネとダンパーをまるごと新品に交換したことになるのですから誠に愉快。


前足玉2個、終了。
20180105R.jpg
ここまでは勝手知ったるなんとやら。


さて、交換初体験となるフロント側アディショナルスフェア。
前後アド玉比較01R
通常サイズは400cc玉(右)ですが、今回は左の手に持つ大きな500cc玉の方、
所謂『コンフォートアド玉』を使用してみます。


Xantia V-SXに4年間乗ってみて思うのは、足玉を柔らかくするのも限度があって、
それよりアド玉を柔らかく出来たら理想的なんじゃないか、ということ。
なにしろハイドラクティブ ll の特徴は、普段はふんわり柔らかい穏やかな足回りが、
特殊な状況下ではしっかり踏ん張って姿勢変化を最小限に留める点に有るのだから。

そんなことを考えていたところ、モダンサプライさんがお薦めしてくださったのが、
今回装着するコンフォートアド玉なのであります。
これは嬉しい、そして、とても楽しみ。
モダンサプライさん、どうもありがとうございました!。


では、アド玉の脱着をば。


アド玉は予想以上に固くて余計に力が必要ですが、なにせクリアランスが不足気味。
前足交換_20180104aR
レンチを回したいのに力が入らないよ…でも工夫してどうにか外し終え…


上手くネジ込むのに時間がかかってしんどかったものの、コンフォート玉を装着。
前足交換_20180104eR
500cc玉…うわぁ大きい。


と、ここまでの作業に二日間も費やしました。
翌日は悠長にもお休みにしまして…


四日目、リア玉交換にトライ。
後足交換_20180105ジャッキアップaR
車高調整機能を有するハイドロですから、ジャッキアップはらくちん。


車輛下にごそごそと潜り込みます…
後足交換_20180105ジャッキアップbR
…うー、寒い!床が冷たい!…


さて、固いかな?と思いきや、リアの足玉は苦もなく回りました。
後足交換_20180105aR
しかし何度見ても面白い…これがハイドロシトロエンの後ろ足。
よく見かけるであろうコイルスプリングやダンパーの類は影も形も無くて、
簡素なトレーリングアームの根本にはただ緑色の玉が付いているのみ。
こんなにコンパクトなリアサスシステムを1954年に市販化できたシトロエン社、
その技術はやっぱりすごい…いやこれに限らず、かつてのフランス車における、
シャーシと足回りの開発技術は本当に独創的でハイレベルだったんです、はい。


少々脱線しました…


ささっと左後足玉の交換完了。
後足交換_20180105cR
右足側も同様(写真は省略)。


そして五日目。
あと残ったのがリアのアド玉とSC/MAC玉(所謂アンチシンク玉)の2個。
残った2個R
まず右に写っているアド玉、ですが…


こりゃぁしんどい。
知恵の輪的なトライの末にどうにかレンチは入ったものの、全くダメ。
レンチ03R
腰を慮ってのこともあるが、寝転んで右手だけ伸ばしたのでは力が全然入らない。
人間は体重を乗せられないと本当に力を発揮できないのだなとあらためて理解する。


リフトアップすれば簡単だけれど、そうもいかない現状ではとても外せそうにない。
SC/MAC玉(所謂アンチシンク玉)も同様、もはやこれまで。
自分でやる交換作業はこれにて終了デス。

うむ…私のような素人による整備は、どこまで出来たかじゃなくて、
どこで止めるか、が大事だと日頃より思っているんです。
良く言えば名誉の撤退、ですが、ま、諦めが肝心、ということで。
素人が見よう見まねでクルマをいじり壊し、ついでに体も壊してしまったりしては、
元も子もありませんので…


で。。。

残った2個は、急遽川崎のミヤマエオートさんに持込み交換していただきました。
xa20180112MAbR.jpg
急なお願いでしたが流石はプロのお手並み、近所でおヒルを食べている間に
ぱぱっと交換してくださり、日が暮れる前にすすすいっと帰還できました。
大助かりです。どうもありがとうございました。


ここまで長々と書き綴ってまいりましたが、それで?
スフェア交換の効能や、如何に?。


交換前には、
たまに突っ張った感じはあっても、まだ柔らかさは損なわれていないと思っていた。
でも交換して得られた抜群の乗り心地の良さは、交換前とは雲泥の差。
xa20180112gR.jpg
やっぱり思いますね…ダメになる前に早めの交換、コレだな…と。


そしてコンフォートアド玉、これが本当に素晴しい。
今後、Xantia V-SXの乗り心地をこれ以上追求する必要はないなと感じる程に、
私的に理想的とも言えるベストチョイスな足回りを実現することができました。
xa20180112dR.jpg
ホント面白いです、そして奥深いです、Citroën Xantia V-SX。

なんと表現すれば良いやら…
永遠に未完成な青春の日々に似た味わい、とでも申しましょうか…

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プロフィール

喜多村 武

Author:喜多村 武
 映像Director、絵本作り、
 イラスト作画、アニメ制作、
 鉄道模型の設計などしている
 ”アトリエざんまい” な日々。
 最近は大学にて講義をさせて
 いただいたりも…。

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