La musique en voiture

Citroën Xantia V-SXが我が方陣営に加わって四年目に突入。


運転中は、以前取り付けたSONY製のCDチェンジャーが大活躍…なんですが…
xa20161203_07R.jpg
でも実は、最初の二年間は車内でほとんどCDを聴く事はなかったのデス。


まだ、東京 渋谷のマンションで活動していた時期。
物騒なモノ言いですが、腰に危険な爆弾を抱えている我が身を案じて、
Xantiaの一年目は、一回の運転時間を15分以内と決めておりました。
二年目になり徐々に回復傾向となってからは、一回の運転を30分程度に延長。

現在の活動拠点に移転し腰痛にかなりの改善が見られるようになってからは、
一回の運転時間は推奨1時間半程度、MAX2時間以内としています。
つまり片道2時間の距離まではXantiaで出かけることができるように。

腰を痛めた当初の足車はMT&パワステ無のAX14TRSだったこともあってか、
たった5分運転しても右足と股関節あたりがビリビリ痛んできたものでしたが、
苦労の甲斐あって、2時間近く走ってもさほど影響が無いところまで回復。
AT&Hydro-active ll 仕様のXantia V-SXのおかげ…でもあるのでしょうが…
よくもまぁここまで…と、これまでの道のりを思うと我ながら感慨深い。

それで、やっぱり最初の頃のように5分とか15分しか乗れないと、
車内で音楽なんか聴くよりも、運転中の他の大事なこと、たとえば…
エンジンが健康であるか、サスペンションの動きはスムーズであるか、
プレッシャーレギュレータの作動間隔は正常かなど諸々の音に耳を傾けて、
小さな音を聞き取ることに注力して運転を楽しむべき、と私は思うのです。

でもね、1時間半とか2時間の運転が可能となれば、やはり音楽を楽しみたい。


と、ここまで、いつものように前置きが長い。
さて本題です。
Xantiaの車内で、最近どんな音楽を楽しんでいるか、というお話…


たとえば、とある冬の昼日中であれば…
フランス・ギャルちゃん。
FrG02.jpg
私よりずっと年上さんですが、60年代に限っていえば今の私より遥かに年下さん。
なので、ここはギャルちゃんと呼ばせていただきとうございます。


現在、私にとって何度目かのリバイバル中。
アニー・フィリップ嬢もシャンタル・ゴヤ嬢も勿論良いのだけれど、
昼間の車中で聴くなら、ここ最近はフランス・ギャルちゃんが一番ゴキゲン。
FrG01.jpg
↑1992年にリリースされた、彼女の四枚組ベスト盤。
かれこれ二十年以上も愛聴していることになるから驚き。


うーん、あんまりご存じない皆さんにはどうご紹介すべきか…
我が国では、大ヒットした『夢みるシャンソン人形』が最も有名…かな。
(原題Poupée de cire, poupée de son)

”ぼろくずみたいな人形たちを前にして自虐的に歌う哀しいお人形さんの歌…”

この曲に限らず、シニカルで自嘲的な歌詞が意外に多いことに気づかされるのが、
フランス・ギャルちゃんの楽曲の数々。
それもそのはず(…か?)…


言葉遊びやダブルミーニングを愛好した事で名高きセルジュ・ゲンズブール氏が
彼女に多くの楽曲を提供しているので然も有りなんといったところでしょうか。
FrG03.jpg
そこらへんのセンスはPerfumeの初期の楽曲にも重なると私は思っていますが…


そのゲンズブールさんが、かつてこんな風に仰っていたようですよ…
「すごいよ、彼女は音を外さないで正確に歌えるんだ」
いやいや…そんな言い回しであったかどうかはともかく…
ふわふわした白日夢の様なかわいらしい歌声に惑わされがちだけれど、
「彼女は音を外さない」との指摘を念頭にじっくり聴いてみると、
わざとずらしたりふざけて歌うように演出された一部の曲を除いて、
彼女の歌はたしかに正確で、音を外さない。
フランス・ギャルという女の子が身につけていた歌唱力のレベルの高さを、
何百回?と聴き込んでみて今さらながら強く感じ大いに感心している次第。


それは喩えるなら、、、
ワンダサレジイナ
音が外れることが味わいであり個性であったとも言えるワンダ・サーさんに対する、
決して音を外さず熱唱なさるエリス・レジーナさん、みたいな感じか。
ん?…喩えとしてはちょっと、いやだいぶオカシイですか…


戻りまして、このベスト盤…なにしろ四枚組ですから、
1963年から68年にかけて発表された彼女の楽曲をなんと66曲も収録。
FrG04.jpg
全盛期のほとんどの曲が網羅されていると言ってよさそうなわけですが…
うーん…私が大好きな『Zozoi』が入ってないじゃないか…その点だけが残念…
『Zozoi』だけ他のアルバムから持ってこなきゃなりませんからねぇ…


では、冬の夜なんかはさていかがであるか…
というわけでもう1枚。


夜にぴったしなのは、たとえば、アラン・ルプレストさんのアルバム。
私が日本国内盤を購入したのは2003年でしたが、アルバムの制作時期は1992年。
LEPREST01.jpg
で、2003年当時は何度か聴いた程度で、深く聴き込むことはありませんでした。
理由は、その頃の私にはまだ早かった…と申しましょうか…
アコーディオンで伴奏されているリシャール・ガリアーノさんの奏でられる音が、
十数年前の私にはちょっと枯れ過ぎ、シブ過ぎに感じられたのですよね…


そりゃなんたってサラヴァレーベルですもんね。。。
LEPREST02.jpg
でも、私も春には53歳ですし、そろそろ丁度いい感じに聴ける年頃になった、と、
そういうわけなんですよね。
夜だけでなく雨天や曇天の日にも相性良く、これも最近お気に入りの1枚です。


そうだ。
↓これら、忘却の彼方にうっかり置き忘れたままになっていたCDたち…
いろいろシィデイィ
こういうのがもっと大量にありまして…


2000年前後あたりに購入したこれらのCDを実はあまり詳細には記憶しておらず、
こんなの買ったっけ?とか、こんな曲聴いた覚えがないが?といった調子で、
かつて購入したCDたちと新鮮な気分でお付き合いをしている昨今です。
この行動をあえて言うなら、あらためて楽曲たちと出会う喜び溢れる機会であり、
すっかり忘れていた以前の自分自身と照れながら向き合う瞬間でもあるので、
こうした体験も稀なもので、なかなかエキサイティングでもあって楽しめます。


あー、なんだかとりとめのない感じになってまいりました…
そろそろこのへんで。


À bientôt!
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プロフィール

喜多村 武

Author:喜多村 武
 映像Director、絵本作り、
 イラスト作画、アニメ制作、
 鉄道模型の設計などしている
 ”アトリエざんまい” な日々。
 最近は大学にて講義をさせて
 いただいたりも…。

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