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ゾウとパンダの絵本が増刷になりました。

今夏も腰の状態が芳しくなくてひぃひぃ言ってる私にとって嬉しい出来事なのです。


私が絵を描かせていただいた絵本のうち、ゾウとパンダの二冊が増刷になりました。
ゾウパン絵本01
『パンダの手には、かくされたひみつがあった!』
『ゾウの長い鼻には、おどろきのわけがある!』共にくもん出版刊


今回でゾウが13刷目、パンダは7刷目。
最初にパンダの絵本を作ったのが2007年、店頭に並んだのは2008年初頭ですから、
それから既に10年が経過しており、当時10歳だったお子さんはもう20歳。
あらためて、長く愛される絵本作りに関われたことの喜びを実感いたします。
これまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございます。
これから手に取ってくださる皆さん、お楽しみいただけましたら幸いです。


絵本を読みました!!という学生さんが東大研究室を訪ねてくるといいなぁ…
いつか来るかもしれないそんな瞬間を楽しみに待ちわびておりますが…
どうかなぁ…

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カズオ・イシグロさんの『わたしを離さないで』を読了。

こんな時ですが、いつも通り書き進めてまいりたいと思います。


先月、6月のことなんですけれど、
カズオ・イシグロさんの『わたしを離さないで』を読了しました。
neverletmego_hyousi.jpg
以前から気になっていた小説なので、ようやくというか…


これは、こわいお話なのですよ。
そして物語の背景、世界観、主題が、一般的にはちょっと理解が難しい類いの、
有り体に言えばとっつきにくい類いの作品なのだろうな、とも思うのですよ。

でも…

人と違った環境で育った者達が、当たり前とされている普通の日常を異文化と感じ、
その異文化の中で困惑し、どう生きるか悩みつつ成長する姿を丁寧に描写した物語、
と捉えるならば…

私も周りから見たら不幸せに映ったかもしれない育ち方をした人間らしいので、
そんな私にとって旧知の友人のようにも感じられた登場人物たちの人生を、
他人事として客観視することはできそうになくて…
結果として、静かな感動と共にやるせない気持ちを胸に仕舞い込んで、
最後の頁を閉じたのでした。

長崎ご出身で五歳の時にご家族と英国に移り住んだというイシグロさんのご体験が、
この作品における創作の根幹を成しているのは間違いないんじゃないかな、と、
勝手に想像してみたりしております…

常に冷静で節度が保たれた綺麗な文体により薄幸な彼女達の運命を綴ったこの小説、
多くのことを考えさせられ、どうまとめてよいか今もまだ判りませんが、
皆さんは、さてどんな感想をお持ちになるでしょう…
興味がおありの方は、ぜひご一読くださいましね。
私も、しばらくしたら再読してみようと思っております…

プロフィール

喜多村

Author:喜多村
 映像Director、絵本作り、
 イラスト作画、アニメ制作、
 鉄道模型の設計などしている
 ”アトリエざんまい” な日々。
 最近は大学にて講義をさせて
 いただいたりも…。

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